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UNTOLD STORIES by Audemars Piguet

なぜ、オーデマ ピゲは選ばれるのか

「前編:ヒップホップ界との接点」
こちらは3分のショートムービーです
フルムービーはページ下部をチェック
トークセッション「UNTOLD STORIES by Audemars Piguet〜なぜ、オーデマ ピゲは選ばれるのか」が9月に開催された。ゲストはバーバル、山田五郎、オーデマ ピゲ グローバルCEOのフランソワ-アンリ・ベナミアスの3名。動画コンテンツの見どころを時計ジャーナリストの篠田哲生が解説する。前編は「ヒップホップ界との接点」について。
Words:Tetsuo Shinoda 
Production:Directions, Inc. 
Director:Kazuhito Asai 
Videographer:Yuta Takahashi 
Lighting:Naotaka Tomoda 
Recording:Hiroshi Furukawa 
Streaming:Yuma Yamanaka 
Art Direction(Video):Shiho Matsuzaki 
Production Producer:Kaname Hayashi, Haruna Kawasaki 
Illustration:Naoki Shoji 
こちらは3分のショートムービーです
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ストリート・ウェアの要素がラグジュアリーの世界に入り込んできた流れを受けて、高級時計の世界でもストリート感覚を導入する動きが活発だ。その流れを牽引するブランドの1つで、早くからストリートやエンタテインメントの世界で支持されてきたのがオーデマ ピゲである。オーデマ ピゲとストリート。対極にいたはずの両者が交差するまでにどんな背景があったのか? 海外の著名人所有者を例にあげながらその理由を探るトークセッションが9月に行われた。

参加者は、オーデマ ピゲを複数所有する日本におけるヒップホップの第1人者、音楽ユニット「m-flo」/AMBUSH® CEOのバーバル。機械式時計を含めて時計史に詳しい評論家としてモデレーターを務めるのが山田五郎、そして、オーデマ ピゲ グローバルCEOのフランソワ-アンリ・ベナミアスがさらに加わった。スイスのル・ブラッシュにあるオーデマ ピゲ本社と日本をzoomで繋いでのリモート鼎談となった。

ロイヤル オーク オフショア Jay-Z
10th Anniversary Limited Edition

ヒップホップ・スターとのパートナーシップ

今回の動画で語られるブランド躍進の重要な鍵となるのが、ヒップホップ界との接点である。2000年代初頭のヒップホップ界はというと、暴力的なギャングスタ・ラップこそ下火にはなっていたが、それでもリリックの内容はオーデマ ピゲのブランドイメージに沿うようなものではなかった。だから、ヒップホップ・カルチャーの影響力を知るフランソワがオーデマ ピゲの北米代表取締役社長として、ヒップホップ・スターたちとのパートナーシップの重要性を説明しても、スイス本国がなかなか受け入れられなかったのは仕方がないところだ。

「Jay-Zと出会って、コラボレーションモデルを作りたいと考えたが、その道のりは簡単ではなかった」と動画の中で語っているが、フランソワのターゲットは明確だった。彼が選んだのは、グラミー賞を受賞するメジャーなミュージシャンであるだけでなく、事業でも成功をおさめたビジネスマン。ストリート・カルチャーのVIPたちは、ラグジュアリーでありながら、スポーティで日常使いにも適したタフさを併せもつロイヤル オークとロイヤル オーク オフショアに親近感を覚えるであろうこと、そして彼らのファッションやスタイルがオーデマ ピゲに新しい価値観をもたらすだろうということをフランソワは見抜いていたのである。

バーバルのミニッツリピーター

今回、バーバルが着用していたのは、オーデマ ピゲが1995年ごろに製作した「ジョン・シェーファー」のミニッツリピーターだった。これは1900年代初頭に大富豪のジョン・シェーファーがオーダーした時計を起源とするカルトウォッチであり、極く一部のオーデマ ピゲ・マニアが注目し始めているという逸品だ。スケルトンダイアルのモデルは25本しか製作されなかった希少品であり、さすがの山田五郎も興奮を隠せないでいた。

しかしこういったレアピースでさえもカジュアルにサラリとつけてしまうあたりは、さすがファッションの目利きとしても知られるバーバルだ。ドレスコードやスタイルに縛られることなく、ヒップホップ&ストリート・カルチャーにおける高級時計との距離感を示してくれた。

「UNTOLD STORIES by AUDEMARS PIGUET Vol.1」
Full Movieはこちらから
山田 五郎 (編集者/評論家)
1958年、東京都生まれ。大学を卒業後、講談社に入社。『Hot-Dog PRESS』編集長、総合編纂(へんさん)局担当部長等を経てフリーに。現在は時計、西洋美術、街づくりなど、幅広い分野で講演、執筆活動を続けている。著書に『知識ゼロからの西洋絵画入門』(幻冬舎)、『ヘンタイ美術館』(ダイヤモンド社)など。『出没!アド街ック天国』(テレビ東京)に出演中。AHS(イギリス古時計協会)会員。東京国立博物館評議員。近著に『真夜中のカーボーイ』(幻冬舎)がある。
VERBAL (アーティスト/AMBUSH® CEO)
m-floでの活動の他、超豪華ラップグループ TERIYAKI BOYZ® 、クリエイティブユニットPKCZ®、 HONEST BOYZ® のメンバーとしても知られ、独自のコネクションを活かし数多くのアーティストとコラボレーション。Pharrell Williams、Kanye West、AFROJACK など海外のアーティストとも交流が深い。そのスタイルはファッション界からの注目も熱く、デザイナーのYOONと共に2008年にスタートしたファッションブランド ”AMBUSH®” ではCEOを務め、Louis Vuitton ( Kim Jones )、sacai、UNDERCOVER、Off-White、SHU UEMURA Nike、 CONVERSE、Rimowa、GENTLE MONSTER といったクリエイター達の依頼やコラボレーションを実現。世界のファッションビジネスを中心とするオンラインニュースサイト”Business of Fashion (BOF)” が発表する「ファッション界を変える世界の500 人」にVERBAL & YOONの2人が精選されるなど、その活躍の場は多岐にわたる。2016年9月2日には東京にてブランド初となるショップを東京にオープン。従来のショップ形態の枠を超える新たなクリエイションやカルチャーを発信するスポットとして大きな注目を集めている。
フランソワ-アンリ・ベナミアス (オーデマ ピゲ グローバルCEO)
1964年パリ生まれ。キャリアのスタートはプロゴルファー(フランスツアーで最高位25位)。その後ファッション業界へ。1994年オーデマ ピゲ フランスに入社、1999年アメリカの社長兼CEOを経て、2012年から現職。昨年26年ぶりとなる新作「CODE 11.59バイ オーデマ ピゲ」を手がけるなど、伝統を基軸としながら常に革新的なブランディング戦略を牽引している。