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写真家・映画監督の蜷川実花、表現へとかきたてる衝動の正体

2021.08.05

写真作品が人気を集めるのみではなく、最近では映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』やNetflixドラマ『FOLLOWERS』も話題となった蜷川実花。メディアの境界を超えて作品の発表を続ける表現者としての現在地を紐解くインタビュームービーを、オーデマ ピゲのタイアップでお届けする。

蜷川実花スペシャルインタビュー

こちらは動画でお楽しみいただけます。

デビュー当時からのトレードマークともいえるビビッドな色彩の花の写真。そして、2007年の『さくらん』から4本手がけた映画、昨年のNetflixドラマ『FOLLOWERS』、数々のミュージックビデオや雑誌のファッション写真など、さまざまなメディアで蜷川実花は表現を続けてきた。しかし、そこには蜷川らしい色彩の世界があり、弾けるような表現の強さが共通して息づいている。「基本的には、誰かに見せたいとか、この時を止めたいって思う、素敵なことに対してシャッターを押す」という、自らカメラを持って街や自然のなかに出て行って撮影するときのモチベーションが、どんな仕事のときにも共通しているのだという。

「新しいことをやりたいとかよりも、なんでもチャレンジしたいみたいな。そして、自分の中で私はここまでだとか、これは私らしいとか私らしくないとかを持たないようにしていて、可能性のあることをまずやってみるとどうなるか、というスタート地点に立つようにしてきたら、どんどん広がっていくのを感じた40代だった」

インタビュー撮影は、写真集の編集作業や映画の脚本開発などを行う都内のアトリエで行った。時間を見つけて自分が撮りたい花を撮り続け、行動が制限されるコロナ禍でもこの状況だからできる面白いことを考えたい、という彼女の声に耳を傾けたい。

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