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時計ジャーナリストとファッション業界のプロが選ぶ BEST AP 2022

2022.12.27

時計ジャーナリスト広田雅将、柴田充、篠田哲生のほか、本サイトの企画にも今年登場したユナイテッドアローズのソブリン ブランドディレクター太田裕康、ファッションディレクター高田朋佳、スタイリスト武内雅英が2022年新作モデルを総括。業界のプロが選んだ2022年のAPベストウォッチとは。

BEST AP 2022

時計ジャーナリスト広田雅将が
今年のモデルを総括

※動画内では日本限定モデルと言及していますが、現在は全世界で展開しているモデルです

10 CHOICES

2022年にリリースされた新作モデルのなかでも、選りすぐりの10本をラインアップ。この中から時計ジャーナリストとファッションのエキスパートがベストな1本をチョイス。

MY BEST AP 2022

時計ジャーナリスト

広田 雅将

「硬くて加工しづらいセラミックを、まさかロイヤル オークの造型に当てはめるとは思ってもみなかった。普通はつくりやすいようデザインやディテールをシンプルにするが、オーデマ ピゲは何も変えずに採用した。しかも、角張っているのに肌触りは悪くない。また、文字盤にも蒸着処理をしたサファイアクリスタルを採用。光の加減によってニュアンスを大きく変えるこの文字盤は非常に珍しい。この10年ほどで加工のクオリティーを格段に高め、“外装のマニュファクチュール”となったオーデマ ピゲらしさを感じます。34㎜径の本作は、女性はもちろん、細腕の男性にも映えるでしょう」

ロイヤル オーク オートマティック キャロリーナ・ブッチ限定モデル

時計ジャーナリスト

柴田 充

「ロイヤル オークの50周年を祝すなら、ゴージャスかつスペシャル感のあるモデルがいい。そこで選んだのがこちら。オーデマ ピゲは、カラーダイヤルの美しさと品質で近年著しい進化を遂げており、深みのあるグリーンはその証左といえるでしょう。特にシンプルになったロゴ表記と同色のインダイヤルによって、いっそうエレガントに。ケースは、ベヴェリングを広げたぶん、より立体的に表情が際立ち、18Kピンクゴールドの華やかさも増しています。文字盤と同色のレザーストラップを合わせて全体をシックに調和させたところも好印象。スポーティなオフショアと明確に個性を分ける、ドレッシーなクロノグラフです」

ロイヤル オーク クロノグラフ “50周年記念” 41㎜

時計ジャーナリスト

篠田 哲生

「ロイヤル オークはどんな目線で選ぶか。僕の場合はサイズ感。なにせ50年も基本的なデザインは変わらないので、むしろどのサイズを選ぶかが個性の表現になりえます。39㎜径の“ジャンボ”は別格としても、王道はやはりSS×三針モデル。現在ラインナップするモデルのなかでも、僕は断然37㎜径。ロイヤル オークはケースやブレスレットの磨きが美しいので、このサイズでも十分に存在感があるし、9㎜というケース厚はシャツの袖口とも干渉しないので、様々なファッションとも合わせやすい。今回選んだモデルは、ロイヤル オークの美しいケースのデザインや仕上げを楽しめるだけでなく、汎用性の高さも実感できるのです」

ロイヤル オーク オートマティック “50周年記念” 37㎜

OTA’S CHOICE

太田裕康/ソブリン ブランドディレクター

「1972年に登場したオリジナルモデル5042が見せた、オーデマ ピゲの妥協を許さないものづくりの姿勢に惚れ込んで、私も1992年発表の通称“チャンピオンシップモデル”を所有しています。今回選んだモデルは、“ジャンボ”の愛称で親しまれた初代から受け継いだ独自デザインを現代に進化させた点で、強く魅力を感じています。やはり普遍的な文字盤やケースのデザインには、何者にも代えがたい存在感があります。仕事時におけるドレススタイルの邪魔をしないエレガンスを保ちながら、カジュアルな装いまでも品よく昇華してくれるスポーツウォッチであることに間違いありません」

ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン “50周年記念”

TAKADA’S CHOICE

高田朋佳/ファッションディレクター

「デビューから注目しているコレクション、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲは、ブランドの新しい挑戦だけあって、一見シンプルに映りますが、実物を手にした時に見せる奥深い表情には感嘆しきりです。選定したモデルは、天然ソーダライトの文字盤とバゲットカットダイヤモンドのアワーマーカーが織りなす藍と光のグラデーションにより、まさに芸術と呼びたくなる一本。ファッション的にもデニムをはじめとするインディゴブルーが注目されるなかで抜群の親和性があります。本コレクションが持つ奥深さに芸術的な美しさが加わり、叶うことならばぜひ所有してみたい、最も美しい時計だと思います」

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック(ソーダライト)

TAKEUCHI’S CHOICE

武内雅英/スタイリスト

「艶やかなオニキスのブラックダイヤルが、サブダイヤルが3つ並ぶクロノグラフと融合することで、ドレッシーにしてスポーティという、相反する要素をこれひとつで体現しています。正面からは、コーディネイトに合わせやすいラウンド型で、サイドを見ると端正なアクセサリーのように作り込まれた八角形のミドルケースが覗く。アクセントとしても抜群です。ドレスからカジュアルまで幅広いスタイルに対して大人の色気を加えてくれますが、個人的には振り切ったアメカジに合わせてみるのが面白いと感じます。これ一本でグッとエレガンスが加わるんですよ」

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ(オニキス)

BEST AP 2022
コンプリケーション ウォッチ編

時計ジャーナリスト広田雅将が
今年のコンプリケーション ウォッチを総括

※動画内では日本限定モデルと言及していますが、現在は全世界で展開しているモデルです

PROFILE

MASAYUKI HIROTA

広田雅将

腕時計専門誌「クロノス日本版」編集長。本サイトへの出演をはじめ、各媒体への寄稿のほか、イベントなどにもひっぱりだこ。「オーデマ ピゲは、変わり続ける象徴。定番のロイヤル オークには細かく手を入れて、“オフショア”は今や“別物”レベルに。奇抜と言われた“CODE 11.59”の人気も確固とした。変わることを恐れないこのブランドが、若い経営者たちに好まれるというのも、むべなるかな」とのブランド評も。

MITSURU SHIBATA

柴田充

時計以外にも、ファッションや映画などへの造詣も深く、マルチに活躍する時計ジャーナリスト。スイス取材歴は20年を超える。「世界三大時計ブランドのなかでも最もアヴァンギャルドな存在であり、どのモデルからも過去、現在、未来が一貫して感じられます。ブランドを率いたCEOの退任で新たな時代への期待も高まる」と、今後の動向に注目している。

TETSUO SHINODA

篠田哲生

講談社「ホットドッグ プレス」編集部を経て独立。時計学校で仕組みを学んだ実践派。著書に「教養としての腕時計選び」(光文社新書)。十年以上、ロイヤル オークのSS三針39㎜モデルを愛用する。「自分が時計を見る際の“良い時計”の標準であり、ケースの表現や全体のプロポーション、風防とダイヤルのクリアランスやムーブメントの美しさなどすべてがパーフェクト。まさに一生モノ!」と、所有モデルへの思いも。

HIROYASU OTA

太田裕康

ユナイテッド アローズのオリジナルレーベル「ソブリン」のブランドディレクター。ザ ソブリンハウスの立ち上げに参画したのち、店長、バイヤーを経て現職に。趣味はフライフィッシングで、ライフワークは剣道。1992年に世界限定250本で発売されたロイヤル オークのチャンピオンシップというモデルを所有する時計好き。「半歩先行くデザインと妥協を許さないクオリティに共感します」

TOMOYOSHI TAKADA

高田朋佳

ビームス メンズのドレス部門バイヤーを経て、シンガポールのスペシャルティストア「コロニークロージング」のクリエイティブディレクターに就任。ほかブランドのディレクションを多数手掛ける。2022年には、自身のオンラインセレクトショップ「WEARLNESS」をオープン。コンビの「ロイヤル オーク」所有。「ロイヤル オーク50周年の節目が、ちょうど僕の40歳と重なり、共に時間を歩んでいると感じます」

MASAHIDE TAKEUCHI

武内雅英

本サイトでもお馴染みのメンズスタイリスト。雑誌編集者を経て、2005年に独立する。以降「MEN’S CLUB」「メンズEX」をはじめメンズファッション誌を中心に最前線で活躍。ドレスからモードまで、ロジカルなスタイリングを構築。過去に「ロイヤル オーク」を所有したことも。「作りやデザインに普遍性があり、スタイリングしやすいのが魅力です。機械のことはわかりませんが、ビジュアルが美しい」

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